欧米人のハゲはカッコいいのに、日本人のハゲはなぜ貧相なんでしょう。それには骨格的な理由があります。
主に欧米人は、顔の横幅よりも縦幅が長い「面長顔」が多いのに対して、日本人は縦横比率が同じぐらいの「丸顔」「四角い顔」が多いんです。しかも赤ちゃんの時の寝かせ方が影響しているのでしょうか、奥行きのない「絶壁頭」が目立ちます。
映画『テルマエ・ロマエ』で日本人を比喩した「平たい顔族」で、しかも丸顔&絶壁頭が薄毛になったら、必然的に毛の生えている部分が少なく見えちゃいませんか? 阿部寛みたいな彫りの深い顔でない限り、民族的に致し方ない運命なのかもしれません。
コンプレックスは誰にでもあるもの。それを隠そうとするほど目立ちます。
ハゲを隠そうと必死になるヘアスタイルは、周りから見たら薄毛が見え見えです。一・九分けにしたり、前髪をすだれ状に垂らしたり、残っている髪をやりくりしているのは、哀れを通り越して「ぷっ」と笑われる対象になります。
でも大丈夫! ツルッパゲじゃなく、頭皮に毛球が残っているのなら、育毛剤で増やせる可能性が高いです。まさか3日で生えることはあり得ませんが、1カ月で「あれっ?」と思い、3ヶ月で「増えてきた」と実感できる人が多いのです。チャップアップを使っている人の口コミには、6カ月を待たずとも改善されたとの声を見かけます。
毎日気になって仕方ないでしょうが、増えてくるまでの期間は潔くスダレ髪をカットして、薄毛が目立たないヘアスタイルに変えて乗り切りましょう。
視聴率の高かった2019年1月9日放送のNHKクローズアップ現代+「コンプレックスも武器になる?!~時代は“ボディー・ポジティブ”~」。今や男性の5人に1人が薄毛だという現状を踏まえ、どうすればカッコよく変身できるかを特集していました。
登場したのは、大阪大学と連携して、薄毛をポジティブに「魅せる」研究をしている会社の代表者。300人を対象に薄毛の好感度を調査したところ、おでこを潔く出した方が好感度が高いのが分かったのだそうです。
さらには薄毛の黄金比率が大事。顔の横幅に対し、縦幅を1.5倍にして、頭頂部に残る髪の毛で高さを稼ぐと見栄えが替わります。
実際にモデルが登場してヘアスタイルのビフォーアフターを見せてくれました。
左が薄毛を気にして、前髪をすだれ状に下げていた状態。右側が脇を刈り上げてスリムにし、頭頂部にはパーマをかけてボリュームを出した状態。横幅1:縦幅1.5 の黄金比率だそうです。若返ったし、自信に満ち溢れたイケメンになりました。薄毛だなんて感じさせません。
育毛段階はヘアカットサロンで専門家の力を借りて、家ではチャップアップと頭皮マッサージを根気よく続けることで、気付いたら変わっていた自分がいるはずですよ。